短期戦と長期戦に分けられ、これは準備や装備が異なるため区別される。
短期戦
圧倒的な大軍を動員した上で、城兵の生命や安全な退去を保証したり、場合によっては、臣従を誓わせ人質を取るだけで、そのまま城を保有させるなどの寛大な条件を示し「開城交渉」を行う。
移動型、略奪型の行軍の中で、城兵が少なかったり、防備に欠陥が有るような城や城壁都市を攻撃する。短期間で落城しなければそのまま移動を続けるもので、中国の流民軍や中世欧州地域[1]で行なわれた。
大規模な会戦の前に戦略的優位を占めるために、要衝の城を戦力の損耗を覚悟の上で「強攻」する。
敵が警戒していない時に「奇襲」をかけて城の内部に侵入し、城による守勢側の優位性を奪う。
長期戦
まず、補給路などを確保し防御設備を築いた上で、交通路を押さえて、城を包囲する。
攻城兵器、火矢を使って城を破壊したり、石弓あるいは鉄砲などの飛び道具で城兵の損傷を図る。
開城交渉や調略を行いながら、心理的な圧力をかける。
城設備の破壊度、相手の兵糧、物資の窮乏度、士気の低下度を確認するため時々、攻撃をかけてみる。
十分、弱まったと判断したら総攻撃である「強攻」をかける。あるいは敵が食糧不足などで降伏するまで、さらに滞陣する。
包囲 [編集]
城を包囲し外界との接触を遮断する。これにより水や食料、その他の備蓄軍需物資の枯渇を図ると共に、情報を遮断することにより正確な状況判断を困難にさせ、絶望感を与え士気の低下を期待する。
攻撃側の損耗は最小で済むが長期戦になり、篭城側と同様に攻城側も食料補給が求められ、兵士の士気の維持や伝染病の発生にも留意する必要がある。攻撃側は城内からの奇襲という戦闘前面への備えだけでなく、敵軍に援軍があれば襲撃や逆に包囲されることもあるので、周囲警戒など背後への備えも求められる。
日本では「兵糧攻め」と呼ぶことが多い。河川を堰き止めることで篭城側陣営を水浸しにして快適な生活圏を狭める「水攻め」も兵糧攻めである。
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一般に、飲料水の確保や食料などの備蓄量によって守備側の篭城可能な期間が決まる。[2]守備側に豊富な食糧が蓄えられていると落城は容易ではないので、事前に商人を城周辺に遣わして米穀類を買い占めさせたり、付近の農民等に乱暴狼藉等を行い城内に追い込む事も行なわれた。篭城戦では戦闘による死傷者や破壊は避けられるが、守備側では、通常の戦闘では死ぬ事の無い子供や老人など多数の餓死者を出し、死人の肉を喰らうなど悲惨な状況が生じることがあり、その面では人道的な戦法ではない。
兵糧攻めという攻城戦の戦法は日本では豊臣秀吉が得意として、三木城、鳥取城、高松城、小田原城などで用いた。日本以外の戦闘では1885年のスーダンのハルトゥーム包囲戦が代表的である。
近代以降では、軍用機やミサイルの発達により、包囲で籠城側の逃げ道を断った上で、空襲などにより逃げ場のない籠城側に一方的に損害を与えることもある。これも、ある程度の打撃を与えた上で、強攻や開城交渉に移行することが多い